ドライマウスの症状・原因・治療法

鏡で口元を見る女性

ドライアイという病名は良く耳にするかもしれませんが、ドライマウス(口腔乾燥症)という病気もあります。

名前の通り、口が乾燥する病気のことを言います。

ここでは、ドライマウスの症状を一時的に抑える対症療法ではなく、根本的に改善するにはどうすれば良いかを考えてみたいと思います。

症状

唾液の分泌が少なくなることで口が乾燥し、以下のように様々な症状が現れます。

  • 口が乾く。
  • 口の中がねばねばする。
  • のど、くちびるがかわく。
  • 乾燥した食品が食べづらい。
  • 口臭がする。
  • 食べ物の味を感じなくなる。味覚がおかしくなる。
  • 口の中、舌がピリピリとして痛くなる。
  • せき込む。
  • むせる。
  • 舌がひび割れて痛くなり、食事が出来なくなる。
  • しゃべりづらい。

また、虫歯・口内炎・歯槽膿漏・歯周病のリスクが高まります。

原因

ドライマウスになる原因としては以下のように様々な事柄が考えられています。

  1. 口呼吸
  2. 加齢による唾液分泌の減少
  3. 噛む力の衰え
  4. 偏食
  5. 飲酒・喫煙
  6. ストレスによる自律神経の乱れ
  7. 薬の副作用
  8. 他の病気の症状(シェーグレン症候群、糖尿病、腎臓病など)

7の薬の副作用で口がかわく場合は、薬をやめない限り改善しないのは仕方ないと考えられます。

また、8の他の病気が原因の場合は、原因となっている病気を治す必要があると考えられると思います。

1~5の場合はどうでしょうか。

確かにこれらが原因で口がかわくことがあるかもしれませんが、重症の場合のように、これだけでしゃべりにくくなったり、食事ができなくなったりするくらいに乾燥するとは考えにくいとは思われないでしょうか?

口呼吸でも、高齢でも、偏食しても、飲酒や喫煙をしても、口が乾いて重症になる人もいれば、ほとんど乾燥することなく、日常生活になんら支障が出ない人もいます。

もっとおおもとの原因となるものは他にあると考えられるのではないかと思います。

6のストレスによる自律神経の乱れの場合はどうでしょう?

多少のストレスの場合は、1~5の場合と同様の事が言えるかもしれませんが、大きなストレスが継続してかかり、自律神経が大きく乱れた場合はどうでしょうか?

ドライマウスの症状もかなり強く出ることも考えられるのではないでしょうか?

結局のところ、自律神経が原因の場合は、根本的に改善するすべがありませんので、原因を特定できず、原因不明とか自律神経の問題かもしれないといった予測程度で終わってしまうようです。

自律神経の役割

天秤

ここで、自律神経の働きを復習します。

自律神経は交感神経と副交感神経からなり、この二つがバランスよく働くことで体の様々な働きを調整しています。

そして、だ液の分泌量も以下のように自律神経のバランスによって調整されています。

  交感神経優位 副交感神経優位
だ液 分泌が減る、ねばねばした粘液性だ液が出る

分泌が増える、さらさらした漿(しょう)液性だ液が出る

上の表から、自律神経がバランスを崩し、交感神経の働きが強くなりすぎることで、だ液の分泌が減り、口が乾燥することが理解できると思います。

また、口の中がねばねばするというドライマウスの症状にも当てはまることが分かります。

対処法

薬を飲む女性

自律神経の乱れが根本原因になっている場合は、自律神経のバランスを整えることが根本的な改善法になると思いますが、これに関しては西洋医学は不得手です。

保湿剤を使って保湿をしたり、加湿マスクをしたり、唾液分泌促進薬や漢方薬を服用したりといった対症療法になります。

精神疾患がある方の中には、口がかわくと言われる方も多くいらっしゃいますが、精神的な症状がある場合は、自律神経のバランスも乱れている可能性が高いと思われますので、自律神経の乱れが原因になっている場合も多いと思われます。

もちろん薬を服用されてある方は、薬の副作用が原因の場合も多いと思います。

口がかわくこと自体は、程度が軽ければ、それほど問題とは思われないかもしれませんが、自律神経が乱れれば、他にも様々な症状が出てきますから、こういった症状が積もり積もれば、自然治癒力もどんどん低下して、なかなか治らない状態になっていくのではないかと思います。

それでは、自律神経のバランスを整えるための方法をご紹介します。