慢性疲労症候群を根本的に改善するには

ベッドでふさぎ込む女性

慢性疲労症候群と聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?

「慢性疲労だから、疲れが取れなくていつもきつい状態なのかな。」とか、「疲労がたまっているくらいだから、気持ちの持ちようで日常生活も普通にこなせるのではないか?」といった印象を持たれるのではないかと思います。

自分もこの病名を知ったとき、慢性疲労という言葉から、疲れがたまっているくらいの状態を想像していたのですが、全身の激しい倦怠感のために、仕事に支障が出たり、ひどい場合は外出が困難になったり、寝た切りになったりするほどの深刻な病気ということです。

この病気に関しても、現在の西洋医学ではこれといった治療法が存在せず、満足のいく結果を出せていないようで、治癒率も低く、数か月から数年と治療期間も長期に渡るようです。

以下は内閣府所管の国立研究開発法人である日本医療研究開発機構のホームページの記事です。

慢性疲労症候群(CFS)に有効な治療法は未だ確立されておらず、CFS患者の1/4は長期にわたりほとんど回復がみられず、日中も臥床して生活し、生活介護も必要であることが多い。

 

そして、整体が有効な病気ですので、この病気に関して解説します。

現在の医学はミクロの世界にとらわれ過ぎて、問題の本質が見えなくなっているのだろうと思います。

木を見て森を見ずという状態のようです。

症状

慢性疲労症候群には様々な症状が見られるようです。

以下に症状のいくつかをご紹介します。

  • 疲労感・・・単なる疲れとは違って、日常生活に支障をきたすほどの強い疲労感を感じます。しかも、休養や睡眠によってあまり回復せず、そのような状態が6ヶ月以上続くことが診断する際の一つの条件となります。
  • 体温調節機能の低下・・・微熱が続きますが、薬を飲んでもあまり効きません。また、悪寒や体のほてりを感じることもあります。
  • 痛み・・・筋肉痛や関節痛などの痛みが現れます。
  • 知的活動の障害・・・思考力、記憶力の低下が見られます。
  • 睡眠障害・・・不眠や夜眠っていても日中に強い眠気をもよおす過眠の症状が見られます。
  • 精神症状・・・感情の起伏が激しくなる、イライラする、憂うつになるなど、精神的に不安定になります。

原因

クエスチョンマーク

様々な仮説

西洋医学的に改善が難しいとされるこの病気の原因はどこにあるのでしょうか。

現在の医学でははっきりしたことは分かっていませんが、いくつかの説を挙げてみます。

  • ストレス
  • 遺伝子の異常
  • 免疫の異常
  • 内分泌の異常
  • 神経学的な異常

このような様々な仮説に対して、研究が続けられているようですが、まだまだ原因の特定にはほど遠いのかなと思います。

うつ病ですらはっきりした原因は分かっていないのです。

症状の発生原因

そこで、仮説の一つについて考察してみたいと思います。

症状を見てみると、うつ病などの精神疾患の症状と共通する部分が多いことに気づかれるかもしれません。

全く聞きなれない病名であると思われるかもしれませんが、結局のところ、うつ病などと原因は近いのではないかと考えられないでしょうか?

そこで、症状が出る原因について、精神疾患の原因と考えられている脳内神経伝達物質や自律神経の働きから考察してみたいと思います。

  • 疲労感・・・疲労の原因については、現在の医学ではまだはっきりしたことは分かっていませんが、セロトニンの減少が有力な説となっているようです。
  • 体温調節機能の低下・・・汗をかいたり血管を収縮したり拡張したりすることで、体温を調整することができますが、これは自律神経がコントロールしています。そして、この自律神経を調整する機能をセロトニンが持っています。
  • 痛み・・・セロトニンには痛みを抑える効果があることが分かっていますので、セロトニンの減少により、痛みを感じやすくなっていると考えられると思います。
  • 知的活動の障害・・・セロトニンが不足すると、思考力や記憶力が低下すると言われています。
  • 睡眠障害・・・メラトニンというホルモンの分泌が増えると、眠気を感じるようになりますが、そのメラトニンはセロトニンから作られます。そのため、セロトニンが減少するとメラトニンも十分に分泌されなくなり、睡眠にも支障が出てくると考えられます。
  • 精神症状・・・セロトニンが不足することで、精神が不安定になります。

いかがでしょうか?

これらのことから、ここで挙げた症状のすべてが、セロトニンの不足によって生じる可能性があることが分かると思います。

そして、慢性疲労症候群の原因として、セロトニンの不足も仮説の一つとして考えられています。

慢性疲労症候群においては、セロトニンの合成能力が低下していることが確認されており、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が有効であることが報告されています。

慢性疲労症候群を改善するために必要な事

慢性疲労症候群という、聞きなれない言葉が出てきましたが、結局のところ、原因として行きつくところは、脳内神経伝達物質や自律神経のバランスの乱れになるのではないかと思います。

医学は進歩していますが、病気は増える一方だとは思われないでしょうか?

昔に比べると、パソコンやスマートフォンが普及し、食事でもジャンクフードなどが誰でも好きなだけ食べられるようになり、運動量も減り、その他、様々なストレスが大幅に増加しました。

確実に自然治癒力が低下してきていると考えられないでしょうか?

恐らくこれからも、様々な病気が新たに出現し、それに対する薬が開発される、つまり対症療法が生み出されていくと思います。

このようにして、終わることのないいたちごっこが続けられるとは考えられないでしょうか?

自然治癒力をいかに高く保っておくかが、病気を根絶するために求められるのではないでしょうか?

それでは、慢性疲労症候群に対する自然治癒力を引き出す方法をご紹介します。