その病院は信頼できますか?

精神科系の病気が長引くと、入院という選択肢も出てくると思いますが、入院するかどうかで悩まれる方も多いかと思います。

病気が思うように改善しないと、薬以外の選択肢を考えなければならないと考えられるとは思いますが、安易に入院という手段を選んでもよいものでしょうか?

現実にあった話を紹介しますので、これを読まれてからどのような対応をされるかを検討されて下さい。

何度も自殺を考えた青年の話

ある引きこもりの青年Aの話です。

10年ほどたってもなかなか引きこもりから抜け出せなかったため、引きこもり専門のカウンセラーの元へ家族が相談に行きました。

しかし、カウンセラーからの指示通りに家族は引きこもりの青年に働きかけをしてもなかなか状況は改善されませんでした。

そのため、現状を少しでも変えるために、環境を変えようということになりました。

具体的には、食生活が乱れて体がやせ細っていたので、体重を増やし体力をつけるためにも、一度病院に入院させることにしたのです。

大学病院の心療内科での診断

そこでまず、大学病院Bの心療内科にいきました。

体がやせ細ってはいましたが、本人は食べたいという気持ちがあるため、摂食障害とは診断されず、入院はできないと判断されたようでした。

本人としても、家にいると家族の生活音が気になるということもあり、入院を望んではいたようでしたが、実現はしませんでした。

最近(2017年)は、医療費の抑制のために、入院するための条件も厳しくなっているようです。

評判の良くない精神病院Cへの入院

その後も状況は改善しなかったため、4ヶ月ほどして、ネット上でも悪い口コミが目立つ精神病院Cへと入院させることになりました。

口コミが良くないと言っても、精神的な病気で精神科系の薬を飲むわけでもないだろうからとあまり深く調べることはありませんでした。

まず、面接に行くという話でしたが、行ったその日に入院してしまいました。

引きこもりの青年は飢餓状態?

そして、翌日の朝、入院早々本人から、「体重が増えてからじゃないと退院できない。もう限界。退院したい。」との電話がありました。

家族としてはもうギブアップかとあきれてしまいました。

昼頃になると、今度は主治医から、「医療保護入院について話をしたい。退院したいといっているが、体の状態がよくないため、医師として退院させられない。」、「今の状態は飢餓状態。(BMIは14。16より小さいと飢餓状態、やせすぎ。)このままだったら肝臓が悪くなり、認知症が出てきて命にかかわる。・・・このまま食事を増やしていって体重が増えなければ別の病気が隠れている可能性がある。」との電話がありました。

医師からこのように言われると、医学的な知識のない家族としては、本人の健康状態に関して心配するのは当然だろうと思います。

次の日にも本人から退院したいとの電話がありました。

母親が、「先生に聞いたでしょう?このままの食生活したら病気になるよ。」と話をすると、本人は、「病院を信用するの?」、「ここおかしいよ。部屋はいちいち鍵かけるし。」とのこと。

両親が主治医と面会

両親が主治医と面会に行きましたので、その時の主治医の話をまとめます。

  • BMIは最低18は必要だが入院した当初は14で、危険な状態だった。13以下では命にかかわる。
  • (このままの状態が続くと?)栄養を吸収できなくなる状態になる。
  • (栄養不足のため)認知症になったり、肝臓を悪くしたりしてしまう。
  • このままでは命の危険がある。
  • 強迫神経症か?いつもテーブルや引き出しの中をティッシュペーパーで拭いている。
  • 太りたいと言っているので摂食障害ではない。

* ここで、強迫神経症という病名が出てきましたが、少し神経質で几帳面なところはありますが、病名がつくほどの症状は全くありません。

両親と兄弟が主治医と面会

次は兄弟も面会に参加しました。主治医の話です。

  • 鼻から管を通すかどうかは(強制的に食事をとらせるかどうかは)他の先生と打ち合わせをして決めなければならない。本人は37kgを切ったら、そうすると言っている。
  • (心理テストなどしていないので)まだはっきりわからないが、発達障害ではないかと思っている。(こだわりの強さなどから)

* ここでも発達障害という全く耳を疑うような言葉が出てきましたが、発達障害に該当するような症状は全くありません。

兄弟は、主治医が、青年Aを少しでも理解し、適切な対応をするための助けになればと思い、青年Aの生い立ちや、面会時の会話をまとめた資料を主治医に渡しました。

その中には、兄弟が青年Aと面会をした時に、青年Aが兄弟に対して退院したいと言っていたという内容も含まれていました。

※ つまり、兄弟としては少しでも治療の助けになればと思ってやっていたつもりでしたが、青年Aを家族と面会させれば、退院の方向へ進んでしまうということを医師に伝えてしまっていたわけです。

面会延期

兄弟が面会をしたいと病院側に連絡をしていましたが、主治医から電話があり、面会は延期となりました。

電話の内容は以下の通りです。

  • 青年Aは病気になり、考え方にも偏りが出ていると思う。摂食障害ではないが、こういったことは摂食障害の患者さんにはよくあること。普通の感覚でとらえては(青年Aのことを理解するのは)難しいと思う。
  • 行動療法をしている。(青年Aの行動の制限をかけている。)具体的には、部屋をまた、外から鍵がかかる部屋に移し、シャワーも体を拭くなどして浴びていない状態。(という具合にして、こちら側の言う事を聞かないと本人にとって、心地の良くない状態にするとのことです。)
  • 自立するには、家族と距離を置くことも一つと思う。女性の摂食障害の患者さんは、母親とのかかわりが難しかったりする。
  • 体が危険な状態であるため、理屈では、食べなければならないが、病気で判断力が低下しているため、そのような正常な判断が下せなくなっている。青年Aのような会話のやりとりは摂食障害ではよくあること。

※ 行動療法という言葉が出てきましたが、専門的な言葉が出されると、もっともらしく聞こえるものですが、結局のところ、言う事を聞かなかったら本人が嫌がることをするということになるかと思います。つまり、医師の言う事を聞かなければ、治療のためなどと色々と理由をつけて本人の嫌がることをして、反抗(意思表示)をしない状態にさせ、医師の思い通りにコントロールしようということです。

※ 自立するには家族との距離を置くことも必要とありますが、もちろんこれもとらえようによってはわからなくもないですが、いずれは家族の元へ帰ってくるわけですから、家族とのかかわりを見直したり、家族自体の考え方、接し方を変えねばならないということも考慮する必要があるかと思いますし、そうすることが最も根本的な改善策になると思います。(実際に実績のある引きこもりのカウンセラーはそういうアプローチの仕方をされてあります。)また、ここで紹介させていただく文章全体から判断していただければ見えてくると思いますが、もっともらしい理由づけをしていますが、家族から引き離し、精神病棟に閉じ込めて金づるにしようというのが本音であると思われます。

※ 摂食障害ではないと言いつつ、判断力の低下の原因が摂食障害にあるという矛盾した話をしています。母親とのかかわりが難しいという原因にも摂食障害をあげています。「体が危険な状態」、「病気で判断力が低下している」という話を専門家からされると、そういうものかと感じてしまうものですが、兄弟が後に面会に行って青年Aと話をした際には、理性的なしっかりとした判断をしていました。結局のところ、「本人は精神的におかしくなっているために、本人が退院したいと言ったとしても、真に受けてはならない。」と家族に植え付けることで、家族に退院させまいとしているわけです。

医療保護入院に切り替える

兄弟が面会に行く予定を入れると、面会予定日の前日にまた主治医から連絡がありました。

以下、主治医からの電話の内容です。

  • 部屋のトイレを見ると戻していた。食べていたものを戻していたのではないかと思う。
  • 今まで任意入院だったので、医療保護入院に切り替えさせてほしい。部屋の施錠をするには必要。
  • 施錠して戻しているかを観察する。
  • ベッドから動かないようにするために、食後、ベルトをすることも考えられる。
  • 部屋から出ないようにしてくださいと話しているが、出ていたことに関しては、過活動は症状の一つで、やせすぎの人に良く見られる。(拒食症の症状にあるらしい。)
  • 戻していないかと聞いても否定する。昨日いったことと今日言ったことがくいちがうが、これは症状としてみないといけない。
  • 精神療法なども難しくなっている。
  • 現在の体重は、標準の56%だが、55%を切ると、不整脈、肝障害などのリスクが高まる。
  • 鼻に管を通すのは、今日からしたい。
  • 急に食事をするとリフィーディング症候群(慢性的な栄養不足の状態から急に栄養補給を行なうことで発症する症状のこと)の危険性がある。
  • 2月頃の検査(これはここに入院する前の大学病院Bでの検査のことを言っています)で、特に異常はなかったとしても、脱水があったりすると、数値が安定したりする。(そのためその結果を信頼できるかはわからない。)
  • 今の栄養状態では、正常な判断ができない。

兄弟が医師に、「鼻に管を通したりするのは面会をした後でもいいのではないですか?」と話をしましたが、医師はできるだけ早くした方がいい、早いに越したことはないと言って何を言っても譲りそうになかったので、やむなく承諾しました。

※ 医療保護入院になるのが一日遅くなったからといって取り返しのつかないことになることもないはずです。しかも面会の予約を入れると、任意入院のまま合わせるわけにはいかないと言わんばかりに、急に医療保護入院に切り替えるという話をしてきています。

※ 食べたものを戻していたとのことですが、後に兄弟が本人に確認したところ、「食べろ、食べろとうるさいから戻した。」とのことでした。拒食症の症状として戻したわけではなかったわけです。

※ 医療保護入院に関してですが、これは、「本人は入院の必要性がはっきりしているにも関わらず、精神障害があり、入院の必要性が理解、同意できない場合に適用されるもの」です。つまり、精神障害でなければ医療保護入院をさせることはできません。本人の意思を無視して、病室に閉じ込めたりするわけですから、人権に関わることであり、適用にはそれなりの条件が必要なわけです。

※ その他、しきりに青年Aはあたかも精神障害があり、栄養状態も悪いため正常な判断ができないといった趣旨の話をしていますが、のちのち兄弟が面会をした際には、理路整然と話をし、しっかりとした判断力を持っていることを確認しています。

父親と兄弟が医師と面談をする

医師の話に以下のようなものがありました。

「社交不安障害、摂食障害という診断だったが、この場合、医療保護入院は難しいので、うつ病、摂食障害という診断名にしている。現在は摂食障害だと思っている。」

いつの間にか、社交不安障害、摂食障害という病名がつけられていますし、それを百歩譲ったとしても、医療保護入院にするために、うつ病という診断にするとのことです。

患者の人権にも十分配慮されなければならないはずですが、診断名まで勝手に変えて利用しようということです。

何のための制度なのでしょうか?患者の人権に配慮しつつ、患者に適切な治療を施すための制度であるはずなのに、それが何の効力も発揮していません。

しかし、この時、家族は医師の「本人は栄養状態が悪く、このままでは命に係わる。」とか、「精神障害のために、本人はまともな判断ができない。」という言葉から、医療保護入院にするのは仕方がないと判断してしまいました。

兄弟が面会に行く

青年Aが本当に理性的な判断ができない状態なのかを確かめるために、兄弟が面会に行く事にしました。

青年Aはスタッフが事務的な作業をしている部屋の隣で、ガラス越しに中の状態が見える部屋で横になっていました。

部屋には簡易トイレのようなものがあり、プライバシーも何もない状態でした。

ここで、青年Aが話していた内容を記します。

  • 他の入院患者も出たい出たいと言っている。わからない人はわからないが、敏感な人はおかしいことに気づいている。家族に連絡を取りたいといっても、何かしら理由をつけて取れなくしようとしている。
  • ここで何度自殺しようと思ったかわからない。

2ちゃんねるの情報

ここで、兄弟は胸騒ぎを覚えたので、2ちゃんねるの情報を調べました。

以下にその情報を記します。

  • 閉鎖病棟からPICU(精神病集中治療室)に移された日にそのことについて母親が問いただしたら怪しまれたらしくスタッフに母親の職業訊かれて素直に医療関係者と答えたらその日の外泊中に退院が決まるとか。集中治療室から即退院とか普通ありえるわけ?
  • 対応の冷たさ、挨拶も出来ない、笑顔がない、冷たい感じ。
  • 初めて行ったその日に大した時間もかけずに統合失調症と診断され、次の週にほぼ無理やり入院させられ酷い目にあわされました。
  • デイケアなどもひと通りみましたが、治療と言うよりは、患者を上手くコントロールして飼い殺しにし、医療報酬を絞り続けるシステムと言った感想です。
  • 医師も信用が出来なかったので、外泊の際に病院に戻ることを拒否したところ、家族ぐるみで私をだまし、病院へ連れ戻され、保護観察室へ。話が通じないようなので、言う事を聞くふりをして何とか退院し、実家近くのクリニックに逃げました。結果、どうも発達障害らしく、二次障害の抑うつ感、無気力、感情の平板化を統合失調症の陰性症状とこじつけられていたようです。また、いろいろ調べてACでもあるらしい事が分かりました。統合失調症の陽性症状が全く無かった私はようやく腑に落ちたとともに、医師の誤診、もしくは意図的な統合失調症の診断とその後の処置に憤っている次第です。(ここで、「家族ぐるみで私をだまし」とありますが、これまでの話から大体察しがつくかと思いますが、家族自体も医師からもっともらしいことを言われ、丸め込まれていたと考えられると思います。)
  • 強引な独り暮らし、デイ・ナイトケア漬け、 無茶苦茶な理由での強制入院、いじめまがいの病棟生活をさせているのは有名ですね。

ここに書かれている内容と、青年Aや医師の言葉から、兄弟はようやく医師が青年Aを家族から引き離し、精神病棟へ閉じ込め、金づるにしようとしていることに気づきました。

2ちゃんねるには、「家族ぐるみで私をだまし」と書かれていますが、この兄弟も危うく医師の言葉をまにうけ、青年Aを病棟に閉じ込めておこうとしてしまうところでした。

精神科が最低限のモラルをなくし、拝金主義に走ると、恐ろしいことになると恐怖心を覚えました。

兄弟が面会に行く

青年Aの状態を確かめるべく、兄弟が面会に向かいました。

青年Aのとなりの部屋もガラス越しに中が見える部屋になっていましたが、小学生くらいの子供が入れられていました。

この子もなんやかやと理由をつけられ、閉じ込められているのではと思われます。

以下、青年Aの話です。

  • 膝が痛いだけで、10種類以上薬を飲まされている患者がいる。
  • 風邪を引いただけで入院させられた人がいる。
  • ここの医者は、治すつもりなどない。薬をどんどん飲ませようとする。
  • 話ていてどう思う?自分は病気と思う?
  • 退院の話をするなら、一気にした方がいいと思う。なんやかやと理由をつけてまた薬を増やそうとするだろうから。

会話の内容から、しっかりとした思考力、判断力があることがはっきりと分かりました。

退院の電話に対する主治医の反応

退院させたいという電話を病院にすると、医師は外来のため電話には出られないので、こちらからかけ直しますと言われ、その後、医師から電話がありました。

以下に医師の話の内容を記します。

  • 退院の話を伺ってびっくりしている。
  • 体重がこのままだと命に関わる。
  • 本人からは、スタッフの対応について意見を聞いて、以前より、スタッフとの対応ができるようになった。
  • 家族でやってきてこうなったと思う。
  • 栄養管理をしないと致死的な副作用も出てくる。
  • 転院するにしても、どちらか探してから転院した方がいい。
  • (大学病院Bとかはどうですか?との問いに対して)待たれていらっしゃる患者もいらっしゃると思う。ぼんといっても難しいと思う。
  • (こちらでやりますので退院させてくださいとの問いに対して)そうですかとは言えない。
  • こういう感じで退院したいというからには何かあると思う。家族とスタッフとの相性か?おっしゃることはわかる。信頼関係はできていくものと思う。短い期間で作るのは難しいと思う。
  • 今の時点で本人の要求を言うようになった。言語化。いままで言えなかったことを言っていく練習。治療の中でそういったことをしていく。
  • 今までのやり取りの中で病院を変えられても次でも病院を変えて、ドクターショッピングになる。そういったことで時間をロスする余裕は体力的にない。
  • 脱水の問題とかもある。心電図に気を付けて毎日見ている。

また、医療保護入院なので、本人の意見が必要という趣旨の話をして、本人に話をさせてほしいと言って一度電話を切りました。精神障害のため、本人に入院の必要性を判断する能力がないために医療保護入院という形をとったはずなのに、なぜか本人の意見が必要という矛盾した話をし出しました。

それから間もなくして、再び主治医から電話がありました。

  • 本人と話したが、心配なのは、いろんなことに不信があること。
  • 「先生はお金目的じゃないか?なんでそんなに一生懸命なのか?」と言っている。家族もその話に影響されているのでは?信じているのが漠然とした世の中に流れている情報で判断している。

などと、なんやかやと理屈をこねまわしてどうにか退院をとどまらせようとしている様子でした。

退院させるために面会に行く

青年Aを退院させるために、父親、母親、兄弟で面会に行きました。

以下に医師の話を記します。

  • 7/28から経管(経管栄養のこと:チューブから流動食を流し込む処置の仕方。)の方から栄養を流している。
  • 代謝は普通の状態ではない。吐き気、下痢が出ている状態。
  • 体重は入院を続けていれば増えていく。
  • 父としてはどうか?今から増やしていくところだったのにどうしてかをいう気持ち。
  • 同じような症状の人は皆、退院したいというが、スタッフの対応や入院がきついという。本人の言動に家族やスタッフが振り回されないようにしないといけない。
  • 根本的にはわからないが、摂食障害の症状が起こされている。
  • BMIは13~14であり、体重が増えなければ、不整脈や肝臓に障害が出る可能性がある。脳も栄養が足りず、思考ができない状態にある。
  • お父さんが本人と話し合って、入院先を決めてからの方がいいのでは?
  • 本人は病気の状態。
  • 摂食障害の怖いところは、戻れなくなっていくこと。
  • 本人の病気に振り回されるのは専門家からすると危ない。
  • 経管栄養をはじめてもすぐには体重が増えない。
  • じりじり減っていたので経口摂取では難しいと思う。
  • 本人は退院というが、それを含めて病気の症状と思っている。
  • 今は暑いという感覚も出だした。
  • スタッフと話したいという言葉が出だした。(後に本人にこのことに関して聞いてみると、本人は、誰も話す人がいなくて苦しかったので、自分の身を守るためにやむなく話をしたとのことです。)
  • 今は人から言われたことは入っていかない状態。しかし、自分の要求は言う。原因を外に求めようとする。
  • 本人のいうことをうのみにして中断することがいいことなのか?
  • 心理的な治療が足りてないと思われているかもしれないが、そういう状態ではない。
  • 一生付き合っていかないといけない病気と思う。
  • 転院してもいいと思うが、すぐに行って入院したりできる状態ではない。

このような話を医師からされれば、何の専門知識もない家族は容易に丸め込まれてしまうものだろうと思います。

兄弟は、このまま医師に話をさせると形勢が不利になると考え、「しかし、理屈はどうであれ、実際は体重が増えていないですよね。」と話をしても、なんやかやと理屈をいい、退院させまいとしている様子。そのため、最後に、「本人と話をさせてください。」と医師に伝えると、

  • 本人は入院の必要性が判断できない。本人の意思は中心にない。
  • 医療保護入院はそもそも本人に病識がなく、入院の必要性が判断できないため、主治医と家族の同意のもとで決めたものだし、本人の話をうのみにしない方がいい。
  • 命のリスクは話したが、本人は認識できていない状況。これはこの病気にはよくあること。

とのこと。

退院させると電話で話したときは、本人の意見も聞かねばならないと言っていましたが、ここでまた矛盾した話をしています。なにやら難しい専門用語を並べ立てて、自分の主張の正当性を誇示しようとしているが、やっていることがそもそも理不尽なことであるために、自己矛盾が随所に見られます。

こうやって、ああいえばこういうといった状態で、本人に会わせようとしなかったために、「そういったことも考慮した上で本人と話します。」というと、「先に方向性を決めてからにしましょう。」と言ってゆずらず、サインをしたのが父親だったので、父親に決断を求めてきました。それでも兄弟が押し切り、本人と面会ができるようになり、医師とスタッフは部屋から出て行きましたが、理由は良くわかりませんが、15分しか与えられないという話になりました。

本人が入室してきたが、時間があまりなかったために、話がまとまらないまま、時間切れとなりました。

医師とスタッフが入ってきて、「医療保護入院のサインはお父さんがされましたから、お父さんが決めてください。お父さんどうされますか?」と問われ、結局、父親は、どう判断して良いかわからず、たまりかねて、「入院を継続してください。」と言ってしまいました。

まさかこの期に及んで、医師が家族をしつように説得しだすとは考えていなかったために、結局退院させることができずに引き返すはめになりました。

翌日に兄弟が面会に行く

このまま引き下がることはできないため、翌日に兄弟が面会に行きました。

青年Aの話の内容を記します。

  • 昨日であきらめて二度とこないと思った。
  • 自分はこのままだとどうなるかわからない。何か変なことをされておかしくされるかもしれない。
  • 何度死のうと思ったかわからない。
  • 薬を大量に飲まされて昨日のことも覚えていない患者もいる。
  • 家族と面会させないとかおかしいだろう?
  • 次は最後のチャンス、失敗したら何をされるかわからない。

その後、兄弟が帰るときに、レントゲンを撮るとのことで、車いすに乗せられていきました。

その日に、医師から母親の携帯に電話がありました。以下に内容を記します。

  • 寝ている時間を長くする。
  • 兄弟が今日来られたようだが、急に面会に来ずに、面会に来ることを主治医に前もって伝えてください。そうしたら、了承するかどうかを決めます。

結局家族が面会に来ることも制限されてしまいました。

退院

その後、家族でもう一度話し合い、一致団結して連れ戻そうということになりました。

そして、今度は父親がしっかり退院させますと伝えたので、ようやく退院させることができました。

他院に通院

精神病院Cで言われたほど、危険な状態ではないとは思われましたが、念のため、クリニックDに診察を受けに行きました。

診察の結果を以下に記します。

  • 肝疾患が出ている。栄養バランスが悪いのが原因。
  • 中性脂肪が足りない。
  • 貧血が出てきている。
  • 内科的な入院が絶対に必要な状態ではない。
  • 典型的な拒食症ではない。
  • 大学病院Bが摂食障害の治療を専門的にやっているので、そこで摂食障害でないと言われたので摂食障害ではないのではないか?
  • 内科だけでは入院の対象にならないのでは?
  • ものすごく切迫した状態ではない。長い目で見るとさらに健康被害が出てくる。

結局、今すぐに命に関わるような危険な状態ではなく、このままの状態を続けていれば、健康被害が出てくる可能性がある、現在の状態では入院は難しいといった状態のようです。

念のためクリニックEでも診断を受けましたが、結果はやはり摂食障害ではないのではとのことでしたし、今すぐに命に危険が及ぶような切迫した状態とは言えないようでした。

大切なことは

いかがでしたでしょうか。

病院にもこのようなところが存在することが信じられないと思われるかもしれませんが、これは現実にあった話です。

2ちゃんねるにもありましたが、これまでにも、かなりの被害があったものと推察されます。

医師も商売ですから、お金を稼ぐこと自体は何も間違っていないとは思いますが、それが度を超すと恐ろしいことになります。

ハートネットTVで、精神科病院の長期入院の問題についての報道があったようですが、それに関する記事の書き込みの中に以下のようなものがありました。

現在精神科病院でソーシャルワーカーをしています。2014年5月19日にハートネットTVで精神科病院での長期入院の番組が放送されましたが、それから5年たった今も、私の勤める病院は長期入院の方々ばかりです。平均10年ぐらいだと思います。20年ぐらいも珍しくありません。最近では新規入院患者が減っていることと入院患者の高齢化で、入院患者数が減少気味です。そのため、できるだけ「退院を遅らせるように」と上から指示されています。特に治療の必要のない人も、地域で暮らせそうな人も、施設に移れそうな人も、そのまま放置しています。患者のためでなく、病院の利益のために働かなければなりません。他病院でも同様の問題を抱えているところもあると思います。ぜひNHKで取材を行っていただき、問題提起をして欲しいと思います。匿名でお願いします。

結局この方達は病院ぐるみで故意に患者を病院に閉じ込めようとしているようです。

ここで紹介させていただいた青年などは、自殺をしたくなるほど追い込まれていたのですが、この方達はそれを多少なりとも理解されてあるのでしょうか。

医師など、健常者を病人に仕立て上げておいて、家族から引き離そうとし、「一生病気と付き合っていかねばならない。」とまで話しています。

そのまま入院を継続していたら、本当に病気になっていたかもしれませんし、家族や患者が異変に気づかなければ、一生通院や入院を続けさせようとしていたのでしょうか。

怒りを感じるというより、何を考えているのかと首をかしげたくなります。

どのようなことでも同様ですが、まずは現実を知ることが重要ではないでしょうか?

このような病院はそれほど多くはないとは思いますが、実際に存在するわけです。

医師の言う事だからと何でもうのみにしないこと、入院をするとしても、信頼できるところか否かを最低限調べておくことも重要と思います。