整体で体調が悪くなる原因

整体師に肩を施術してもらう女性

患者さんの話を伺っていると、整体で逆に悪くなったという話をされることがあります。

中には歩けなくなるくらいの痛みが出てきてしまう方もいらっしゃるようです。

整体の中には危険な手技もありますし、最近はこれだけ整骨院や整体院が増えてきましたから、経営に重きを置き過ぎて、知識や技術レベルがかなり低いところが増えてきているようです。

もし、整体を受けて、体調が逆に悪化した場合は、どのように考えれば良いでしょうか?

整体の技術に問題がある

当然ことですが、まず第一に、受けた整体のやり方自体に問題があり、体調を崩してしまったことが考えられます。

健康な人であれば、多少、力を入れて体に負担をかけても問題ない場合が多いですが、重症の人やご高齢の人の場合は、少し体に負荷をかけるだけでも、神経を傷めたり、骨折したりすることもあるようです。

例えば、骨粗しょう症の高齢者の場合は、骨を強い力で押しただけで、折れてしまう可能性もあります。

また、重症の場合は、骨が変形していることもありますから、動かし方を間違っただけで、神経を傷めて、痛みを増すこともあります。

好転反応が出ている

毛細血管

整体を受けていると、好転反応、つまり、体の調子が回復する過程で、逆に体調が悪化したように感じられることがあります。

緊張していた筋肉がほぐれて、老廃物が血液中に流れるといった原因から、様々な不調が出てきます。

痛みが増したり、体がだるくなったり、眠気がしたりすることもあります。

この場合は、体調が良くなっている証拠ですから、気にする必要はありません。

また、この変化が大きいほど、好転反応も大きくなると言えますから、重症な人で、効果の高い施術であるほど、好転反応も大きくなると考えられると思います。

患者さんの生活習慣に問題がある

ジョギングする高齢者

整体で悪化した場合、実は、整体に問題があるのではなく、患者さん側に問題がある場合もあります。

例えば、整体で不調が軽減したからといって、しっかりと体調が回復する前に、運動をしたりして、体に負担をかけてしまう場合です。

これを防ぐためには、痛みが出ない範囲で運動することが重要だと思います。

痛みが出るということは、体に負担がかかっている、悪くしているという、体からのメッセージですから、痛みが出ないようにすれば良いということが言えると思います。

また、ここで、痛み止めやブロック注射などのことを考えてみると、これらは、本来なら痛みを感じるような動きでも、痛みを感じなくしてしまうわけですから、知らず知らずのうちに身体に負担をかけ、悪化させてしまう可能性があるわけです。

こういったことは、あらかじめ、整体師が注意しておく必要もありますが、患者さん側も、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、自己判断で施術を中断したり、体に負担のかかるようなことをされたりしますので、この場合は、整体師にはどうすることもできませんので、患者さんの判断にゆだねるしかありません。

症状を悪化させないようにするために必要なこと

健康と病気の分かれ道の標識

悪化の原因が好転反応なら、そのまま施術を継続していれば改善してくると思いますので、治っている証拠と思って施術を続けられれば良いと思います。

この場合は、悪くなったと判断して、途中で止めないことが大切だと思います。

ただ、いつまでたっても、悪い状態のままなら、整体で悪くしている可能性もありますから、一度、整形外科でMRIやCT検査で、異常がないか確認してもらった方が良いかもしれません。

患者さんの生活習慣で悪化させてしまっている場合は、患者さんに無理をしないように、気を付けてもらう以外に方法はありません。

そして、そもそも、整体で悪くしないように、安全な整体を選んだ方が良いですが、選ぶ基準として、やはり、骨格をポキポキとさせて矯正しない事や、筋肉を強くもみほぐして、痛みのある施術をしない事などを条件として選ぶと良いと思います。

悪くしないようにするためには、どうすれば悪くならないかを整体師が知っておく必要がありますが、患者さんからはそのようなことは判別できないと思います。

そのため、そういった基準で考えればいいと思いますが、結局は実績で判断するしかないと思います。