薬は症状を抑えるもので治すものではない

ベッドでふさぎ込む女性

うつ病は「心の風邪」などという言葉がもてはやされた時がありましたが、「風邪」どころか、何年も何十年も治らない方、治っても何度も再発を繰り返す方などもいらっしゃいます。

病院に行けば、薬を処方されると思いますが、本当にそれだけで良いのでしょうか?

うつ病に対する自然治癒力を高めるためにはどうすれば良いかを知るために、まず、うつ病の生物学的な原因と病院での一般的な治療法を考えてみます。

生物学的な原因と一般的な治療法

パズルのピースの脳の部分が取れている
生物学的には仮説の域を出ていませんが、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの脳内の神経伝達物質が減っていることが有力な原因の一つとされています。

そのため、神経伝達物質の絶対数を増やすわけではありませんが、薬を服用することにより、一時的に、神経伝達物質が増えたような状態を作り出すことで、症状を和らげることを、一般的な精神科の治療では行います。

つまり、現在の精神科で一般的に行われている薬物療法は、病気を根本的に改善する根治療法でなく、症状を一時的に軽減するのが目的の対症療法です。

薬によって症状を和らげている間に、休養を取り症状の回復を待つわけですが、もし仮に、仕事などが忙しい場合は十分な休養を取れずになかなか回復しないということが起こりえます。

また、人間関係のストレスがうつ病の原因となっている場合は、人間関係を改善したり、本人の考え方や価値観などを変えなければ、原因となっているストレスを取り除くことができないわけですから、いつまでも改善できないという事にもなりかねません。

うつ病学会においても、うつ病の治療には、薬物療法のみではなく、薬物療法と精神療法の両方が必要であると述べられています。

ではなぜ、精神科、神経科、心療内科に行っても、医師と数分話をしただけで、薬を処方して終わりということになるのでしょうか?

個人的体験談

問診している医師
ここで、自分自身が病院に通院していた時に体験したことをご紹介させていただきます。

千葉県のAクリニックに通院開始

病気が発症したときは、病気が治るということ自体知らなかったために、親にも打ち明けることなく、3年間何の対処もせず、病気のまま生活を送っていましたが、ある日、電車の中でたまたま目に入ってきた精神科の広告を見て、自分の病気は治るのかもしれないと思い、通院を開始しました。

そして、抗うつ剤を処方され、症状が数パーセント軽減したので、初めは薬などで、頭がぼーっとした状態も改善できるのだと思い、期待に胸を膨らませたものでした。

しかし、数週間、数か月と時間が過ぎても、高々数パーセントしか症状が軽減しませんでした。

初めの病院では、ほんの少しでも改善したのが嬉しかったですし、なかなか改善せずとも、数か月しかたっていませんでしたので、ここから、長い長い闘病生活を送る羽目になるとは知るよしもありませんでした。

この病院の診察時間は5~10分ほどだったでしょうか、「調子はどうですか?」と聞かれて、「改善しましたが、まだまだです。」と言うと、薬を増やしたり、新しい薬を追加するといったことを繰り返すだけでした。

今振り返ると、治療というより何か事務作業をするような感じで、淡々と薬の調整をしているという感じでした。

福岡県Bクリニック、千葉県C病院に通院

千葉で大学に通っていいたために、初めは千葉県のクリニックに通院していましたが、大学院の受験で、症状が悪化してきたため、実家のある福岡に帰省し、自宅療養することになりました。

千葉のクリニックに紹介状を書いてもらい、福岡県のBクリニックに通院することになりましたが、そこでも治療は薬物療法で、千葉のクリニックと同様に薬の調整だけするような感じで、診察時間は5~10分ほどでした。

その後、千葉のC病院に少しの間通いましたが、そこでも同様でした。

また、福岡のBクリニックに戻り通院を続けました。

それから、千葉のクリニックを含めて、1年ほどしても改善が見られなかったので、D病院に入院することになりました。

福岡県D病院に入院、その他の病院に通院

入院したときは、診察自体はこれまでと変わりませんでした。

他には、カウンセリングやミーティング、作業療法、運動、マッサージなどもありましたが、3ヶ月入院して、ほとんど何も改善しないまま退院することになりました。

その後、このまま西洋医学に頼っていて治るのだろうかとようやく疑問を持ち始め、入院中に知り合った患者さんから、「気功で治ったことがあった。」と聞いていたので、早速有名な気功師のもとを訪れると、薬物療法ではほとんど改善できなかっためまいがある程度改善できたので、そこからさまざまな治療院を渡り歩くことになります。

そして、最終的にたどり着いたのが整体だったのですが、自分の場合は症状が重く、治りにくかったので、Bクリニックへの通院をやめた後も、自分にはたいして効果はないと思いつつも、淡い期待を抱きつつ、いくつかの病院に通院しました。

しかし、どの病院も薬の調整で、診察時間も5~10分ほどであり、ほとんど何の意味もありませんでした。

ただ、一つだけ、変わったところがありましたが、そこは薬をなるべく使用せず、カウンセリングでの治療を重視しており、診察時間に20~30分ほど割いてくださいました。

だからと言って、自分の病気が改善したわけではありませんが、それでも何か患者さんのことを考えてくださっているというか、良心的な印象を受けました。

薬物療法一辺倒の治療法

大量の薬
自分の体験からもわかるように病院での治療=薬物療法といった具合であり、診察時間もほんの5~10分ほどのところが一般的ではないかと思います。

ここで、先ほどの疑問に戻りますが、なぜこのような現状になっているかと言えば、患者数に対する医師やカウンセラーの数の不足のため、カウンセリングを取り入れることがなかなか進まなかったり、診察時間も多くはさけなかったりするようです。

自分自身は、このような知識がそもそもなかったために、自分の病気の治療はこういうものかと思いながら通院していました。

しかし、結局のところ、西洋医学自体が不十分であると認める治療法をずっと継続させられていたのだということが分かりました。

恐らくこの記事を読まれていらっしゃる方も疑問をお持ちの方が大勢いらっしゃると思いますが、これが現実です。

そして、カウンセリングに力を入れているというクリニックの話を紹介させていただきましたが、このような方は、やはり薬物療法のみの治療に疑問を持っておられ、そのような治療方針で治療されてあるようです。

嫌らしい話になってしまいますが、お医者さんを治療家ではなく、経営者としてみた場合は、患者さんを治す必要性は全くないのです。

そして、お金を儲けようと思えば、どれだけ患者さんを回転させるかです。

つまり、一人の患者さんにかける時間を短縮すれば短縮するほど大きな利益を得ることができるということが分かるかと思います。

カウンセリングに時間をかけていては、お金はそれほど儲からなくなってしまうわけです。

医学のあり方はこのままでいいのでしょうか?

それは、今、病院に通院を続けてある患者さんよりも、お医者さんの方がよほど深く理解されてあることではないかと思います。

医療をビジネスとして割り切るのであれば、現状のままでよいかと思いますが、病気で苦しんでいらっしゃる方の力になるという、医療の醍醐味を味わうためには、現在のあり方を少しずつでもシフトしていく必要があるのではないかと思います。

うつ病を自然治癒力を高めることで改善する

現在の治療法に関する客観的事実を理解した上で、薬物療法以外ではどのように対処すればよいかを検討します。

そのために、生物学的な原因の箇所に戻りたいと思います。

セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの脳内の神経伝達物質が減っていることが有力な原因の一つであるということでしたので、単純にこれらの量を増やすような対処をすればよいということになるかと思います。

西洋医学が科学的な裏付けがあるから正しいのだ、アンチ西洋医学だ、東洋医学の方が優れている、西洋医学以外は治療ではないなどという話ではなく、「患者さんを助けるためには、どうすることがよいか。」を指針として、様々な立場の人間が協力し合いながら治療法を確立していけたらいいのではないでしょうか?

それでは、詳細を以下に掲載しますので、参考にされてください。